院内がん登録
「院内がん登録」は、病院で診断・治療をされたりしたすべての患者さんのがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。
この調査を複数の病院が同じ方法で行うことで、その情報を比べることができるようになり、病院ごとの特徴や問題点が明らかになるものと期待されています。病院にかかったすべてのがん患者さんという幅広い対象に対して調査を行いますので、病院のがん診療の特徴がよくわかります。
また、平成25年12月に、「がん登録等の推進に関する法律」が成立され、平成28年1月より施行されました。これは、国・都道府県による利用・提供をするため、国が国内におけるがんの罹患・診療・転帰等に関する情報をデータベースに記録し、集計・分析・管理をする仕組みとなっております。これを「全国がん登録」といい日本のすべての病院及び指定された診療所で実施されております。
この法律は全国がん登録の実施やこれらの情報の利用及び提供、保護等について定めるとともに、院内がん登録等の推進に関する事項が定められております。
院内がん登録 2022年症例（2022年1月1日～12月31日）
