超音波検査を受けられる患者様へ
超音波検査とは
人の耳には聞こえない領域の音波を体に当てて戻ってくる反射波を画像化し体内の状態を見る検査です。音波であるため安全性は高く、乳幼児や妊娠中の方でも検査可能です。身体の多くの部位が検査対象となり、当院では主に腹部・心臓・首や上肢下肢の血管・乳房や甲状腺などの体表組織の検査を行っています。
通常はベッドに寝た姿勢で検査をしますが、必要に応じて座位(座った姿勢)や立位(立った姿勢)で検査を行う場合もあります。
検査にかかる時間
検査の部位によって大きく異なりますが、概ね15分~30分程度かかります。また患者様の状態や目的によっては更に時間がかかる場合があります。
検査の注意点
- ・検査部位にゼリーを塗りプローブと呼ばれる装置を直接皮膚に当てて検査を行いますので、皮膚疾患のある方は事前に医師へご相談ください。
- ・超音波自体は体に当たっても痛くありませんが、検査の必要上プローブによる多少の圧迫を感じます。
- ・検査する部位によって脱衣をお願いする場合があります。必要に応じて目的の部位より広い範囲にゼリーを塗って検査を行いますので、当日は着脱しやすい服装にてお越しください。
- ・検査対象が腹部である場合、検査前の飲食は検査に支障をきたす場合がありますのでお控えください(6時間程度の絶食が必要になります)。ただし、水やお茶(紅茶など糖分を含むものは除く)は飲んでいただいて結構ですので、服用中のお薬がある場合は医師からの特別な指示がない限りいつも通り服用してください。
- ・目的臓器によっては尿をためた状態で検査する場合があります。検査前の排尿は職員にご確認ください。