放射線被ばく相談室
放射線検査について もっと知りたいあなたへ
当院では、放射線検査(レントゲン撮影、CT検査、透視検査など)の疑問や被ばくに関するご相談の窓口を開設しています。
放射線による被ばくを気にされている方
ご家族やご自身の医療被ばくに対してお悩みの方
放射線に関する疑問を一緒に解決しませんか?
当院の放射線被ばく相談員*が対応いたします。
お気軽にご相談ください。
放射線被ばく相談員*とは・・・
日本診療放射線技師会認定資格の一つであり、放射線被ばく全般の相談に対応できる人材のこと。
現在、沖縄県内で活動している相談員は当院一人のみです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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相談員と対面による被ばく相談 窓口
時間 (15:00 ~ 17:00)
場所 (1階 X(エックス)5番 放射線科受付)
放射線検査を行う前に・・・
病気の発見・怪我の状態を把握するために医師が放射線検査の必要性を判断します。
被ばくすることが不利益だというイメージが強く、検査に対して不安をもたれる方がいらっしゃいます。放射線検査に代わる他の検査があれば、そちらが推奨されるべきですが、残念ながら現代の医学では放射線検査の代替え検査は見つかっていません。よってレントゲン撮影やCT検査などの放射線検査を受けなければ治療方針を決定できないということもご納得いただけるのではないでしょうか。
このように医療情報の利益が被ばくによる不利益に勝る場合に限り、放射線検査を実施します。
放射線の特徴
放射線は物質(身体)を通り抜ける性質があります。よって検査を受けた後に体内に放射線が蓄積することはありません。
放射線の影響は、未熟・活発な細胞ほど受けやすいという性質(放射線感受性)があります。つまり、大人に比べて細胞分裂が活発で新陳代謝が激しい子どもや、成長を続けている骨髄、生殖腺などの臓器は放射線感受性が高いということになります。これらを踏まえた上で、私たち診療放射線技師は放射線防護に努めて検査を行っています。
放射線の量と身体への影響の関係
レベル1 (~50ミリグレイ) |
ほとんどの組織・臓器において問題となる身体的影響が発生することはないと予想されます。 多くの検査が該当します※。 |
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レベル2 (50~200ミリグレイ) |
100ミリグレイ以上で胎児への影響を考慮します。その他の影響はないと予想されます。 |
レベル3 (200ミリグレイ~) |
放射線の量によっては、身体的影響の出現に注意する必要があります。 個人差が大きいので、ご心配な方はご相談ください。 |
※胸部レントゲン撮影1回当たりが約0.3ミリグレイ